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それでは、今回のテーマに入ります。
皆さんは、イラストを描いてますか?
イラストを描いてるとは思いますが、何か「ポーズが固い」ということはないでしょうか?
それの原因のひとつには「イラストに動きがない」ということがあるのだと思います。
なので、今回は「イラストに動きや躍動感」を持たせる方法をお伝えしていきたいと思います。
それでは、記事を一緒に見ていきましょう。
・「イラストに動きがない」イラストに動きを出すための方法①
・不安定なポーズを描く
人間の身体は、左足などを出して、一方が出っ張ると、バランスを取ろうとして、もう一方が出っ張るので(右手などが)、
イラストに動きを出したいなら、その逆なので、あえて不安定なポーズ描けばいいということです。
例えば、走ったりしてる場合、身体が斜め気味になってて、動きはありますが、バランスは不安定なので、安定感はありませんよね。
・ジャンプさせたり、足を開いてみたり
イラスト初心者には、動きのあるイラストは難しいので、
始めは、ジャンプさせたりする、重力に逆らって、宙に浮いてるので、
髪をなびかせたり、足を地面から離したり、背中の曲線を入れるといいです。
全身のイラストなら、足を開いてみたり、交差させたりする、腰に手を当てたり、くちに手を当てたりするといいです。
・効果線を使う
漫画などに使われてる、効果線を使うと、動いてる感がでて、イラストに動きがでます。
・斜線を使う
身体に斜線を使う、身体の動きに斜めの動きを入れると、イラストに動きが出ていいです。
2点、3点透視図法に使われてる、斜線を使うと動きがでます。
逆に1点透視図法は垂直線、水平線なので安定感がでます。
・曲線を使う
斜線だけでなく、曲線も使うとイラストに流麗な動きが出ると思いますよ。
基本的に、人工物は直線、自然物は曲線です。
自然のものには、直線が存在しないといいますから、人間の身体もそうです。
髪などは曲線の方が自然だし、風になびいてる髪なら、なおさら曲線の方が自然で動きがでますよね。
・表情をつける
動きがあるポーズにも、それにあった表情をつけるといいでしょう。
例えば、ジャンプしてるときなら、くちを開けたり、眼を閉じたり、
逆に眼を大きく開けたり、眉毛を動かしたりするといいでしょう。
・服や髪をなびかせる
イラストの身体に動きがある場合は、
服や髪をなびかせると身体とマッチして動きが出ていいです。
・左右非対称にする
イラストに動きを出したいなら、
わざと左右非対称(アシンメトリー、左右対称はシンメトリー)にするといいです。
例えば、
キャラクターや人物の全身画なら、
上記のイラスト1、2枚目では、
『正中線をS字の曲線』で表してます。
この正中線をS字の曲線で表すポーズのことを〘Contrapposto〙『コントラポスト』と言います。
もうちょっと詳しく説明すると、
正中線をS字の曲線を中心にして、肩のラインが腰のラインと対照的であること、左右非対称の配置。
『コントラポスト』の「コントラ」の意味は、
〜に対して; 反対; 対照的なことです。
同じように、「コントラ」を使う単語は、〘contrast〙『コントラスト』
です。
『コントラスト』の意味は、対比、対照です。
他には、上記のイラストのように、
わざと足の位置をずらしたりして(足が水平に並ばないように)、遠近感をつけて、前後に足を描いて動きを出すなどです。
「イラストのバランス」については「こちら」
「イラストに動きがない」イラストに動きを出すための方法②
・前後関係がわかる動き入れる
例えば、
資料などから想像して、3秒前の動きや3秒後の動きや、
もっとも動きのありそうな動き(場面)を入れるなどです。
・動きのある場面を想像する
特に動きのない資料でも、
その資料から動きのある場面を想像してイラストを描くのもありかも知れませんね。
・何をしてる途中なのか分かる動き入れる
イラストに動きを出したいなら、
誰かが本を読んでたら、本をめくる動きを入れるなどですね。
・何をするか予感させる動き
次に何をするか予感させる動きを入れるといいでしょう。
例えば、ボールを蹴ってドリブルしてるなら、次にする動きは、パス、ゴール前ならシュートとかですね。
・資料を参考にする
(スポーツ)漫画やアニメなどの動きのある絵や動画を参考にするのもいいでしょう。
「イラストの資料に使えるサイトやアプリ」については「こちら」
この記事に似たテーマの
「魅力的なイラスト」については「こちら」
・「イラストに動きがない」イラストに動きを出すための方法(遠近法)
・1点透視図法をやめる
背景を用いて、イラストに動きを出したいなら、
あえて、1点透視図法を使うのをやめるといいです。
1点透視図法は、
一番最初に、何百年も前にルネッサンス時代くらいに、発明された透視図法なので、絵画に良く使われてますね。
なので、あまり動きを持たせるには向いてません。
・2点透視図法を使う
2点透視図法は、
縦の直線以外は斜線になるから、それを利用してイラストに動きを持たせるといいです。
・3点透視図法を使う
3点透視図法は、
斜線以外にも縦の直線も多少傾くので、2点透視図法よりも、イラストに迫力や動きがで易いです。
3点透視図法の特徴は俯瞰、煽りのアングルです。
・俯瞰、煽り気味で描く
イラストに動きを出したいなら、俯瞰、煽り気味で描くいいでしょう。
この場合は3点透視図法の俯瞰、煽りのように、
パース(パースペクティブの略で、遠近法の意味)を正確に測らないということです。
俯瞰なら上から見下ろしてる目線で、普通に立ってる目線とは異なり、
イラストに動きがでて、煽りなら下から見上げてる目線でイラストに動きや迫力がでます。
・パースをつける
俯瞰、煽り気味で描いたイラストに、多少きついパースをつけると、さらにイラストに動きがでます。
パースがきついと、
俯瞰気味なら手前の頭の部分が強調されて大きくなり、
煽り気味なら手前の胴体や脚の部分が強調されて大きくなります。
・遠近感を与える
遠近法を利用して、
遠くにあるもの、近くにあるものなどの距離感をつけると、イラストに動きが出ていいでしょう。
例えば、上記のイラストだと、
海辺の向こうの水平線や背景が空気遠近法でぼけたりしますし、
対照的に、人物とビーチボールはくっきりしてます。
そして、
手前の物体に、後ろの物体(向こう側の物)が隠れます。
こんな感じで距離感を出せます。
まとめ
いかかがだったでしょうか?
今回は「イラストに動きがない」人必見『イラストに動きを出す方法19選』というタイトルでお話してきました。
動きのあるイラストを描くのは、イラストや絵の初心者にはなかなか難しいものです。
まとめると、
・不安定なポーズを描く
・ジャンプさせたり、足を開いてみたり
・効果線を使う
・斜線を使う
・曲線を使う
・表情をつける
・服や髪をなびかせる
・左右非対称にする
・前後関係がわかる動き入れる
・動きのある場面を想像する
・何をしてる途中なのか分かる動き入れる
・何をするか予感させる動き
・資料を参考にする
・1点透視図法をやめる
・2点透視図法を使う
・3点透視図法を使う
・俯瞰、煽り気味で描く
・パースをつける
・遠近感を与える
という感じですね。
この記事が「イラストに動きがない」という人の悩み解決に、ちょっとでもなれたら幸いです。
それでは、次回の記事でまたお会しましょう!
さようなら!